デコルテの鎖骨が出ない原因|埋もれる・削げる2タイプと整える順番

窓辺に立ち、肩を下ろしてデコルテと鎖骨のラインが見える女性。「デコルテの鎖骨が出ない原因」の見出し入り

この記事の結論

デコルテの印象を左右しているのは、脂肪の量より鎖骨の角度・肩の位置・肋骨の高さであることが多いものです。悩みは大きく2つに分かれます。鎖骨が埋もれて見える方は巻き肩とむくみ、削げて骨っぽく見える方は首肩の力みと肋骨の上がりが背景にあることが多く、対処が変わります。どちらも、まず肩の位置を戻すところから始めます。

こんにちは。西新宿で骨格デザイン整体SHINを営んでいる、骨格デザイントレーナーの瀧本銀次朗です。

「昔は鎖骨がきれいに出ていたのに、今はぼんやりしている」「逆に、痩せてから骨っぽくて貧相に見える」。デコルテの悩みは、この正反対の2つに分かれます。

先に結論をお伝えすると、どちらも脂肪の量だけの問題ではなく、鎖骨と肩の「位置」の問題であることが多いものです。位置がそのままだと、マッサージやハイネックでその場をしのいでも、首元の印象は元に戻りやすくなります。この記事では、デコルテの鎖骨の見え方を決めている3つの要素、2つのタイプの見分け方、タイプ別の整え方をお伝えします。

デコルテの見え方は、肩の位置が変わるとその場で変わったと感じる方が少なくありません。西新宿の骨格デザイン整体SHINでは、初回体験で、施術前後の違いを鏡の前で確かめていただけます。

デコルテの鎖骨の見え方を決める3つの要素

鎖骨の角度・肩の位置・肋骨の高さの3つで、脂肪の量より影響が大きいことが多い要素です。

まず、鎖骨がどんな骨かを確認しておきます。鎖骨は、胸の中央にある胸骨と、肩の先にある肩甲骨をつなぐ骨です。腕と体幹を骨どうしでつないでいるのは、この鎖骨だけです。なぜなら、肩甲骨そのものは肋骨の上に筋肉で支えられている構造で、体幹と関節でつながっているのは鎖骨の内側の端だけだからです。

そのため、肩が動けば鎖骨も一緒に向きを変えます。腕を上げる動きを、骨に直接センサーを取り付けて調べた研究でも、鎖骨は腕を上げるにつれて上がり、後ろへ引かれ、長軸まわりに後ろへ回ることが報告されています(出典1)。デコルテの見え方が「肩の位置」で変わるのは、この仕組みがあるからです。

鎖骨の角度は肩の向きにつれて変わる

肩が前に入ると、鎖骨は水平より下向きに傾きやすくなります。すると、正面から見える鎖骨のラインは短く、埋もれたように見えます。鎖骨そのものの形が変わったわけではなく、向きが変わって見え方が変わっている状態です。

肩のすくみもデコルテを狭く見せる

肩が前に入る(巻き肩)だけでなく、肩がすくんで上がっている状態も、デコルテを狭く見せます。パソコン作業や緊張が続くと、肩は無意識に上がったままになりやすく、首が短く見える原因にもなります。

肋骨の高さで首元の奥行きが変わる

肋骨が下がると、鎖骨から胸までの距離が詰まり、上半身が短く見えやすくなります。逆に、肋骨が前上方に上がったまま固まると、鎖骨の上のくぼみが深くなり、骨っぽい印象になりやすくなります。肋骨の位置と呼吸の関係は肋骨が開いてウエストが太く見える|リブフレアと呼吸の関係でも解説しています。

鎖骨が埋もれる・削げる2タイプの見分け方

首元が詰まって見えるなら埋もれるタイプ、くぼみが深いなら削げるタイプです。

鎖骨が埋もれて見えるタイプと、削げて骨っぽく見えるタイプの上半身を並べた図解
※画像はイメージです

見た目の特徴、背景、触れた感じで、どちらに近いかの見当がつきます。

鎖骨が埋もれて見えるタイプ削げて骨っぽく見えるタイプ
見た目の特徴首元が詰まって見える、鎖骨のラインがぼやける鎖骨の上のくぼみが深い、首すじの筋が目立つ
よくある背景巻き肩、肩の上がり、むくみ首肩の力み、肋骨の上がり、材料不足
触れた感じ鎖骨まわりがふっくら、押すとだるい鎖骨の上が硬い、首の付け根が張っている
まず行うこと肩の位置を戻し、流れをつくる首肩の力みを抜き、肋骨を下ろす

どちらにも当てはまる方もいます。その場合は、まず肩の位置を戻すことから始めてください。肩の位置は、どちらのタイプにも共通する土台だからです。

鏡の前で30秒のセルフチェックでタイプを確かめる

肩を後ろ・下へ下ろしてデコルテの見え方が変わるかで、位置の影響がわかります。

鏡の前で肩を後ろ・下へ下ろし、デコルテの見え方を確かめる女性
※画像はイメージです
  1. 鏡の前に立ち、肩の力を抜きます。
  2. 鎖骨のラインが、水平よりも下がっていないかを見ます。
  3. 肩を軽く後ろ・下へ下ろし、デコルテの見え方が変わるかを確かめます。
  4. 首の付け根に指を置き、硬さや張りがあるかを確かめます。

肩を下ろしただけで印象が変わるなら、位置の影響が大きい目安です。位置の問題であれば、整えることで見え方が変わる方が少なくありません。首の付け根の硬さが強い方は、削げて見えるタイプの要素も重なっている可能性があります。

鎖骨のまわりにしこりや腫れ、痛みがある場合、片側だけ急に変化した場合は、自己判断せず医療機関を受診してください。

その崩れは、努力の量ではなく「順番」の問題かもしれません。

骨格の歪み・浅い呼吸・栄養不足。この3つを正しい順番で整えるのが、SHINの骨格デザイン整体です。激しい運動はありません。

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タイプ別に1分でできるデコルテと鎖骨の整え方

埋もれるタイプは肩を下ろして流れをつくり、削げるタイプは力みを抜きます。

鎖骨が埋もれて見える方の整え方

  1. 両手を肋骨の横に当て、鼻から4秒吸って肋骨を横に広げます。
  2. 口から8秒かけて吐き、肩を後ろ・下へ下ろします。
  3. 鎖骨の下を、外側へなでるように軽くさすります(強く押さえません)。
  4. 左右20秒ずつ行います。

巻き肩が背景にある場合は「巻き肩をセルフケアで戻そうとして遠回りになりやすいこと」もあわせてご覧ください。肩甲骨の動きについては「「肩甲骨はがし」って何?」で解説しています。

削げて骨っぽく見える方の整え方

  1. 椅子に座り、両肩をすくめるように上げて、3秒キープします。
  2. 息を吐きながら、肩をストンと落とします。これを3回。
  3. そのまま、口から長く息を吐き、肋骨が下りる感覚を確かめます。
  4. 最後に、首を左右にゆっくり倒して、力みを抜きます。

骨っぽく見える背景には、身体をつくる材料の不足が重なっていることもあります。減らす食事を続けてきた方は、タンパク質を中心に材料を満たすほうが、ハリのある印象につながりやすくなります。

痛みやしびれが出る範囲では行わないでください。首は特にデリケートな部位です。無理に伸ばさないでください。

デコルテを整えるときに遠回りになりやすい4つのこと

どれも鎖骨と肩の位置に触れないため、首元の印象が戻りやすくなります。

やりがちなこと起きやすいこと先にやりたいこと
鎖骨まわりを強く揉むデリケートな部位のため、強い刺激でかえって張りやすくなる軽くさする程度にして、肩の位置を戻す
「胸を張る」で見せようとする腰が反り、肋骨が前に開いてしまう息を吐いて肋骨を下ろしてから肩を下ろす
ハイネックやスカーフで隠し続ける隠すほど、着たい服との距離が遠くなる見え方を変えている位置に目を向ける
体重をさらに落とそうとする削げて見えるタイプは、落とすほど印象が硬くなることがある材料を満たし、首肩の力みを抜く

共通するのは、鎖骨の向きを決めている肩と肋骨の位置に触れていない点です。ケアそのものが悪いのではなく、順番の問題です。

デコルテが開くと顔の印象もすっきり見える理由

首が長く見えて輪郭の境目がはっきりし、顔まわりがすっきり見えるためです。

デコルテが開くと、首が長く見え、輪郭もすっきり見えます。逆に、肩が前に入って頭が前に出ると、首が詰まり、フェイスラインはもたついて見えやすくなります。顔まわりとの関係は「フェイスラインがぼやける原因は「顔」じゃなかった」と「姿勢が悪いと顔がデカく見える?頸椎と小顔の意外な関係」、見た目年齢との関係は「骨格と見た目年齢の関係」で解説しています。

骨格デザイン整体SHINでのデコルテの整え方

鎖骨まわりは強く押さず、肋骨と呼吸、肩甲骨、首肩の順に整えます。

私はこの仕事に15年以上携わり、のべ15,000件以上のセッションを担当してきました。NSCA-CSCS・NSCA-CPTの資格を持ち、アスリートやパフォーマーの身体づくりにも関わってきました。その中で見えてきたのは、デコルテを気にされる方ほど首元そのものをケアすることに力を注ぎ、鎖骨の向きを決めている肩や肋骨の位置には目が向いていない傾向があるということです。

そのためSHINでは、鎖骨まわりを強く押すことはしません。肋骨と呼吸、肩甲骨の位置、首肩の力み。この順番で整えていきます。施術はベッドの上で受けていただくだけで、息が上がる運動はありません。刺激が不安な方は「ボキボキしない整体でなぜ変わる?」もご覧ください。

施術後に鏡の前に立つと、鎖骨のラインや首の長さの違いに気づかれる方は少なくありません(変化の感じ方には個人差があります)。

骨格から整える全体像は「40代で痩せにくい・ボディラインが崩れる原因」、初回の流れは「西新宿の骨格整体|初回体験の流れ・所要時間・服装」、新宿で骨格矯正を選ぶ基準は「新宿・西新宿で骨格矯正を受ける女性へ|後悔しない6つの選び方」にまとめています。プログラムの内容は骨格デザインプログラムのページでご案内しています。

出典・参考資料

  1. Ludewig PM, Phadke V, Braman JP, et al. "Motion of the shoulder complex during multiplanar humeral elevation."(The Journal of Bone and Joint Surgery. American Volume・2009年)PubMed

デコルテと鎖骨の見え方についてのよくある質問

デコルテと鎖骨の見え方についての疑問に、一問一答でお答えします。

体重を落とせば鎖骨は出てきますか

体重を落とすと鎖骨が見えやすくなることはありますが、肩が前に入ったままだとラインは埋もれて見えやすいままです。また、落としすぎると骨っぽく硬い印象になることもあります。

鎖骨まわりのマッサージは効果がありますか

その日のむくみには役立つことがあります。ただ、肩と肋骨の位置が変わらなければ戻りやすいため、位置を整えることとセットで考えてください。

首が短く見えるのも同じ原因ですか

関係しています。肩が前に出て頭が前に出ると、首は詰まって短く見えやすくなります。デコルテと首の見え方は、同じ土台の上にあります。

左右で鎖骨の見え方が違うのはなぜですか

片側の肩にバッグをかける、同じ側で頬杖をつくなど、左右差のある習慣で肩の高さや前後の位置に差が出ていることが多いものです。ただ、片側だけ急に変化した場合や、腫れ・痛みがある場合は、医療機関を受診してください。

どのくらいで見え方が変わりますか

施術直後に鎖骨のラインの違いに気づかれる方は少なくありません。日常で保てるようになるまでには、ある程度の期間がかかります。期間には個人差があります。

どちらのタイプか分からないときは

まず肩の位置を戻すことから始めてください。それでも判断が難しい場合は、初回体験で一緒に確認します。

まとめ

鎖骨のラインは、年齢より肩と肋骨の位置で変わることが多いものです。

  • デコルテの印象には、鎖骨の角度・肩の位置・肋骨の高さが大きく関わります。鎖骨は肩の動きにつれて向きを変える骨です。
  • 悩みは「埋もれて見える」「削げて見える」の2タイプで、対処が違います。
  • どちらも、まず肩の位置を戻すことから始めます。
  • 鎖骨まわりを強く揉む、胸を張る、隠し続ける、さらに体重を落とすのは遠回りになりやすい方法です。
  • しこり・腫れ・痛みや、片側だけの急な変化がある場合は、先に医療機関を受診してください。

今日から、肩を下ろすところから始めてみてください。巻き肩が見た目に与える影響の全体像は「巻き肩が見た目を老けさせる理由」で解説しています。

バストの位置が気になる方は「巻き肩でバストが下がって見える原因と整え方|クセが定着する前に」、デコルテの削げが減量のあとから気になり始めた方は「痩せたのに綺麗に見えない40代へ|「やつれ痩せ」の正体」もあわせてご覧ください。

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監修者

瀧本 銀次朗(骨格デザイントレーナー)

骨格デザイン整体SHIN代表。NSCA-CSCS・NSCA-CPT。業界歴15年以上、のべ15,000件以上のセッション実績。アスリート、アーティスト、俳優、ダンサーなど300名以上のプロフェッショナルのコンディショニングを担当。

※整体は医療行為ではありません。痛み・しびれ・急な体重変化などがある場合は、医療機関を受診してください。

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