経営者の腰痛が「座り方」だけでは戻らない理由|骨格の癖という視点

「座り方を直しても、また腰にくる」という相談が多い理由

経営者の方から、いちばん多くいただく相談のひとつが腰の重さです。長時間のデスクワーク、移動、会食、そして睡眠を削っての判断。腰は一日のなかで休む時間がほとんどありません。私はこれまで15年以上、のべ15,000件を超える現場で身体を診てきましたが、「椅子を変えた」「姿勢を意識している」のに戻ってしまう、という声を本当によく耳にします。

結論から言えば、座り方や椅子の調整は入り口としては正しい対策です。ただ、それだけで腰の負担が繰り返す場合、原因は「今の姿勢」ではなく「その姿勢を作り出している骨格の癖」に寄っていることが少なくありません。

デスクワークで腰に負担が集中する仕組み

一般に、同じ姿勢を長く続けると、体を動かしているときよりも筋肉に疲労がたまりやすいとされています。座り続けることで血行が滞り、腰まわりの筋肉が張った状態が続く。さらに、机や椅子の高さが身体に合っていないと骨盤が後ろに倒れ、腰の一点に負担が集まりやすくなります。

ここまでは、環境を整えることである程度は軽くできます。問題は、その先です。

「良い姿勢」を保てないのは意志の問題ではない

正しい姿勢を意識しても数分で崩れてしまう。これは意志が弱いからではありません。長年の使い方でついた骨格の癖があると、身体にとってはその崩れた状態のほうが「楽な定位置」になっているためです。楽な位置に戻ろうとする力に、意識で抵抗し続けるのは現実的ではありません。

「今すぐできること」と「構造から向き合うこと」を分ける

まず、今日から取り入れられる負担軽減の習慣を挙げます。いずれも一般的に腰への負担を和らげるとされている方法です。

  • 30分から1時間に一度は立ち上がり、腰まわりを軽く動かす
  • 座るときは骨盤を立て、背もたれで腰を支える
  • 立って作業する時間と座る時間を意識的に混ぜる
  • 足裏が床につく高さに椅子を合わせる

これらで軽くなる方もいます。一方で、動かし方や休憩を工夫しても繰り返す場合は、骨格の癖そのものに向き合う段階だと考えています。私が行っているのは、その場をほぐす対処ではなく、腰に負担を集めている構造の再構築です。癖のついた骨格の位置を整え、そこから負担のかかりにくい身体の使い方へ移していく。感じ方や戻り方には個人差がありますが、繰り返す腰の重さと付き合ってきた方ほど、この視点の違いは大きいはずです。

経営者にとって、身体の不調は最大の機会損失になりうる

経営者の身体は、24時間365日フル稼働に近い状態です。腰の重さで集中が続かない、長い会議で座っているのがつらい、といった状態が続けば、本来向けるべき判断のエネルギーがそこに割かれてしまいます。私は身体のコンディションを、医療でも癒やしでもなく、パフォーマンスへの投資だと考えています。

まずは今の状態を確認するところから

西新宿の骨格デザイン整体SHINでは、経営者の方向けに、初回のアセスメントと施術を通じて今の骨格の状態を確認するプログラムをご用意しています。詳しい内容と、なぜ「構造から」向き合うのかは、下記のページでお話ししています。

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※本記事は一般的な情報提供であり、特定の効果を保証するものではありません。症状の感じ方や変化には個人差があります。強い痛みやしびれがある場合は、まず医療機関にご相談ください。

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