経営者の睡眠の質を下げる「体の緊張」とは|眠っても疲れが抜けない理由
「時間は取っているのに、朝すっきりしない」経営者の共通点
睡眠についてご相談いただく経営者の多くが、時間そのものより「眠りの浅さ」に困っています。ベッドには入っている。それなのに、朝になっても疲れが残っている。日中に集中が続かない。私はこれまで15年以上、のべ15,000件を超える現場で身体を診てきましたが、この状態の背景には、日中に積み上がった身体の緊張が関わっていることが少なくありません。
睡眠不足は、自分では気づきにくいまま蓄積する
一般に、睡眠不足のダメージは日々蓄積するとされています。ある研究では、6時間睡眠を2週間続けると、2日間徹夜したのと同程度までパフォーマンスが低下し得ると報告されています。やっかいなのは、その低下に自分では気づきにくいこと。経営者ほど「まだいける」と走り続けてしまい、判断の精度が落ちていることに気づけません。
働く世代の推奨睡眠時間は一般に7〜9時間、最低でも6時間とされています。ただ、忙しい経営者が時間だけを一気に増やすのは現実的ではありません。だからこそ、限られた時間の「質」を上げる視点が要になります。
眠りの質を下げているのは、日中に固まった身体かもしれない
睡眠の質を上げる基本は、朝に体内時計を整え、夜は入眠を妨げる行動を避けることだと一般に言われています。光やカフェイン、就寝前のスマホなど、生活面の工夫はもちろん大切です。
その上で、私が現場で重視しているのが身体の緊張です。長時間の座位、緊張の続く商談、休まらない思考。こうした一日の積み重ねで、首・肩・背中まわりの筋肉は張ったまま夜を迎えます。身体が張ったまま横になっても、なかなか力が抜けきらない。これが、眠りが浅くなる一因になり得ると考えています。
今夜から試せる、身体をゆるめる習慣
- 就寝の1〜2時間前に、首・肩をゆっくり回して張りを抜く
- ぬるめの入浴で身体を温め、いったん上げた体温が下がる流れを作る
- 寝る前は画面の光を避け、呼吸を深くゆっくりにする
- 朝起きたら光を浴び、体内時計をリセットする
これらで軽くなる方もいます。一方、生活面を整えても浅い眠りが続く場合、日中に固まってしまう身体の癖そのものに向き合う段階だと考えています。感じ方や変化には個人差がありますが、緊張が抜けやすい身体の状態を保てるかどうかは、眠りの深さと無関係ではありません。
睡眠は、翌日の判断を支える投資の時間
睡眠は、脳の老廃物を洗い流し、情報を整理・定着させる時間だとされています。経営者にとっては、翌日の的確な判断を支える投資の時間そのものです。身体は24時間365日フル稼働に近い状態だからこそ、眠りの質を落とさない身体づくりが効いてきます。
身体の面から睡眠を整えるという選択肢
西新宿のSHINでは、経営者の方向けに、身体の緊張とコンディションの面から睡眠に向き合うプログラムをご用意しています。生活習慣の工夫だけでは眠りが変わらなかった方へ、身体側からできることを下記のページでお話ししています。
※本記事は一般的な情報提供であり、特定の効果を保証するものではありません。感じ方や変化には個人差があります。睡眠に強い不調が続く場合は、医療機関にもご相談ください。

